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WordPress奮戦記4<HPのバックアップ>

WordPress初心者向けのHPのバックアップの取り方を解説します。

WordPressはちょっとした設定の変更でクラッシュしてしまったり,WordPressをバージョンアップしただけでプラグインとの相性などからクラッシュしてしまうことがあるようです。

このため,WordPressのバージョンアップ画面には「ホームページのバックアップを取ることをお勧めします」の記述があり,バックアップをとる方法を解説したページにリンクできるようになっています。そこに書いてある方法でバックアップすればできるように思いますが,その方法は,WordPress初心者には難しいです。理由は,プラグインを使った方法だからです。それと何より問題なのは,バックアップが成功したのかどうか,つまり,できたデータがいざという時に役に立つのかどうかが初心者にはわからないことです。

私も初心者ですが,次の方法でバックアップをとっています。この方法は,とれたファイルを見ることができて,バックアップできたことが確認できます。

<バックアップ手順>
①データベースのエクスポート
①-1WordPressの管理画面の「ツール」の「エクスポート」をクリック
①-2「すべてのコンテンツ」が選択されていることを確認して,「エクスポートファイルをダウンロード」をクリック
①-3ダウンロードしたファイルを目的のフォルダーに移動させる
②テーマに加えた設定をメモ
②-1「外観」の「テーマ」をクリックしてテーマ名やバージョンをメモする
②-2「外観」の「カスタマイズ」をクリックして,変更したことをメモする
②-3「外観」の「ウィジェット」をクリックして,変更したことをメモする
③CSSに加えたコードをメモ
③-1「外観」の「CSSカスタマイズ」をクリックして,加えたコードをメモする
④PHPに加えたコードをメモ
④-1「外観」の「テーマの編集」をクリックして,加えたコードをメモする
⑤写真などのデータをコピー
⑤-1FFFTPでホームページのフォルダーを開ける
⑤-2「wp-content」の「uploads」の中のファイルをコンピュータにコピーする。念のためフォルダー名をメモしておく
これがすべてです。

 

設定を手作業で保存しますから泥臭い感じはします。でも,データベースをバックアップしたファイルはXMLであり,中身を見ることができるので,バックアップがとれたことがわかるという利点があります。

この方法を私が勧める理由は,設定は自分がしたことなのですから,そうした設定は自分ですれば済むことで,どのように設定したのかは,どのみち覚えていなければいけないことだからです。

バックアップを必要とする場面は,例えば,新しいプラグインをインストールして,何かの相性が悪くてクラッシュした場面だったりするのですが,上記の方法は,データベースと写真などの添付ファイルが分かれていて,バックアップしたデータにはテーマもプラグインが含まれていませんから,必ずクラッシュしない状態で復活できます。あとはテーマに加えた変更を復活し,ひとつずつプラグインを復活させる中で,どれが原因でクラッシュしたのかの原因を突き止めることができます。

<復活する方法>

上記の①から⑤を実施できた人は,その逆をするのですからできると思います。

WordPressまで含めて完全にクラッシュした場合は,

WordPressのインストール

テーマのインストール

そして,バックアップしたファイルを使ってインポート

FFFTPを使って写真などのデータファイルを送り,

各種設定を手作業で復活させる。

となります。

モバイルバージョンを終了