<各種設計規準>
法規制を補う形で,いろいろな規準類が定められています。法律に基づかない規準類を守る義務はありませんが,判断基準として使われているものも多く,設計する上で考慮すべきものです。
<国土交通省のもの>
「新営一般庁舎面積算定基準」 ←事務所を設計するときの床面積の参考になる
「官庁施設の総合耐震・対津波計画基準」「官庁施設の総合耐震計画基準(左の古いもの)」(国営計第76号平成19年12月18日(平成27年3月28日改定)) ←公共建築物の用途に応じて,Ⅰ類からⅢ類に分類して,必要保有水平耐力がⅠ類は1.5倍,Ⅱ類は1.25倍であることを規定したもの。「官公庁施設の建設等に関する法律」の下の告示「国家機関の建築物及びその附帯施設の位置,規模及び構造に関する基準」(平成6年12月15日建設省告示第2379号)の下に位置付けられた基準。
「官庁施設の総合耐震診断・改修基準」(建設省営計画発第101号平成8年10月24日)
「官庁施設のユニバーサルデザインに関する基準」(国営整第157号平成18年3月31日)
「官庁施設の防犯に関する基準」(国営設第27号平成21年6月1日)
「官公庁の津波防災診断指針」(国営整第202号平成25年3月29日)
「建築構造設計基準」 「建築構造設計基準の資料」
「各部配筋参考図(公共建築工事標準仕様書)」 「 同 (木造建築工事標準仕様書)」
「高齢者,障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」←平成29年3月31日に改訂された
<日本工業規格>
日本工業規格の中で建築に関連する規格がたくさんあります。
「床面に設置する蓄光式の安全標識及び誘導ライン(JISZ9096)」(2012/12/20制定)
「安全標識-性能の分類,性能基準及び試験方法(JISZ9107)」
「黒板(JISS6007)」
「白板(JISS6052)」
「断熱用語(JISA0202)」←「熱伝導率」などの断熱関係の用語の定義
「コンクリート用語(JISA0203)」
※「JIS検索(日本工業標準調査会)」←「JISA5308」の「A5308」を入力して検索します
※任意組織でJIS規格を公開しているもの「kikakurui.com」図は記載されていません。
<国土交通省通達によるもの>
ガラスの安全性については,昭和61年に建設省から通達が出されています。
「ガラスを用いた開口部の安全設計指針について」(建設省住指発第116号昭和61年5月31日)
上記の安全指針は通達ですから「国土交通省 告示・通達検索システム」で検索すれば見ることができますが,「セントラル硝子㈱」のHPで公開していますから,こちら「ガラスを用いた開口部の安全設計指針」の方が読みやすいです。
<書籍>
書籍として発行されている規準類はたくさんあります。
「浄化槽の設計・施行上の運用指針(2015年版)」(日本建築行政会議)「_同_資料編」←2002年版まで書籍として販売されていたものですが2015年版からなんとHP上で公開されました。
[ckchouritsu1]