溶融亜鉛めっき高力ボルト

<溶融亜鉛めっき高力ボルト>

溶融亜鉛めっき高力ボルトも,JIS上での規定がありません。〈トルシア型高力ボルト〉のように各社が大臣認定を取得しています。

㈱NSボルテンの認定書

溶融亜鉛めっき高力ボルトの「機械的性質による等級」は「F8T」のみです。性能はJISB1186の高力ボルトのF8Tと,まったく同じです。構造計算上の性質として何ら変わりがないという意味です。でも,本当は,ちょっとだけ違います。溶融亜鉛めっき高力ボルトは当然のことですが亜鉛めっきされた鋼材を接合します。亜鉛めっきされた鋼材の摩擦力は,すこしだけ小さくなります。その結果,JIS高力ボルトのF8Tよりも少し小さな許容応力になります。
注:溶融亜鉛めっきではない高力ボルトのすべり係数は,長期=0.3,短期=0.45
溶融亜鉛めっき高力ボルトのすべり係数は,長期=0.266,短期=0.4
(前者の根拠は,建築基準法施行令第92条の2,後者の根拠は,日本建築学会「鋼構造接合部設計指針」)

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このページの公開年月日:2014年12月15日