板ガラス

<板ガラス>

板ガラスの品質について解説します。

板ガラスには,「フロート板ガラス」「型板ガラス」などいろいろな種類があって,その品質は,それぞれのJISで規定されています。対応するJISは次のとおりです。

フロート板ガラス:JISR3202

型板ガラス:JISR3203

網入板ガラス:JISR3204

合わせガラス:JISR3205

強化ガラス:JISR3206

熱線吸収板ガラス:JISR3208

複層ガラス:JISR3209

熱線反射ガラス:JISR3221

倍強度ガラス:JISR3222

参考:すり板ガラスは,フロート板ガラスに含まれている。

参考:網入板ガラスには,「網入型板ガラス」と「網入磨き板ガラス」を含む。

参考:強化ガラスには,「フロート強化ガラス」と「型板強化ガラス」と「熱線反射強化ガラス」を含む。

JIS規格上で存在する板厚は次のとおりです。

存在する板厚(mm)
フロート板ガラス 2,3,4,5,6,8,10,12,15,19
型板ガラス 2,3,4,6
網入板ガラス 6.8,10
強化ガラス
フロート強化ガラス
型板強化ガラス
熱線反射強化ガラス
4,5,6,8,10,12,15,19

6,8,10,12

参考:型板ガラスの厚さとは,表面の型模様の最も高い部分から反対面までの距離とJIS上で定義されている。

板ガラスの省略記号は,次のように使われることが一般的です。このことがどこかで定義されているわけではありませんから,これを使うときには,図面上のどこかに定義していなければいけません。

  フロート板ガラス   : FL

  型板ガラス       : F

  網入型板ガラス   : FW

  網入磨き板ガラス   : PW

  強化ガラス       : T

  型板強化ガラス   : FT

例:厚さ4㎜のフロート板ガラスなら,「FL4」と表示します。

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[cwpshiage2]このページの公開年月日:2012年6月