<手すり先行足場>
足場を建てる時の転落防止のための手すり先行足場について紹介します。
外壁の足場は通常枠組本足場というもので,高さ1700㎜のフレームを積み重ねて高くしていきます。枠組本足場のてっぺんには転落防止の手すりがつきますが,次のフレームを積み重ねる時には手すりがありません。その時に転落する可能性もあるので手すりを先に立ち上げながら足場のフレームを積み重ねていく方法があります。これが手すり先行足場です。
厚生労働省が要綱と通達を出しています。
「「足場から墜落・転落災害防止総合対策推進要綱」厚生労働省」(平成24年2月)
「「手すり先行工法に関するガイドライン」について(厚生労働省通達)」(平成21年4月)
この通達はガイドラインを定めたというもので,このガイドラインから別紙1と別紙2がリンクしています。
└ 「ガイドラインの別紙1「手すり先行工法による足場の組立て等に関する基準」」
└ 「ガイドラインの別紙2「働きやすい安心感のある足場に関する基準」」
「「手すり先行工法に関するガイドライン」について(通達全文)」
参考「「足場等の安全点検の確実な実施について」厚生労働省通達」(平成24年4月)
注意:手すり先行には3つの方式があって,「手すり先送り方式」「手すり据置き方式」「手すり先行専用足場方式」ですが,これは,上の別紙1に書いてあります。3つの方式があるのだからこの3つを推奨しているのだろうと思ったら,ちょっと違います。別紙2「働きやすい安心感のある足場に関する基準」では,「手すり先送り方式」以外の「手すり据置き方式」「手すり先行専用足場方式」を推奨しています。 この3つの方式は,「安全衛生情報センターのHP」の「手すり先行方式の事例」で図解してあります。また,建設業労働災害防止協会の「手すり先行工法のパンフレット」がわかりやすいです。
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<便利なHP>
労働災害の防止のことなら次のHPがわかりやすいです。
[cwpsokuryou2]
このページの公開年月日:2013年12月