PHPとSQLのバージョンアップ

WordPressで作っているこのホームページは,WordPressの日々の向上(バージョンアップ)に合わせて,サーバー側のシステムのバージョンアップが必要になります。このところ,WordPress管理画面上に警告メッセージが出ていまして,PHPとSQLのバージョンアップが求められていました。

やっと,その作業をしました。

PHPをバージョンアップするのですが,そもそもPHPって何だ。ホームページというものは「HTML」という言語で書かれるものなのですが,その上位の言語です。HTMLで作るホームページは固定されたページが表示されるものですけど,PHPでホームページを作ると閲覧する人の条件(例えば,閲覧する時刻)によって内容を修正することができるのです。PHPというものの説明は私はよくわかっていないので,ここまでにしますが,そのバージョンが5.6だったものを7.4(最新バージョン)に変更しました。レンタルサーバーのコントロールパネルでこの設定を変えることができました。「言語のバージョン設定」というところに入って,プルダウンメニューで選んで設定するだけです。これは簡単でした。

次のSQLのバージョンアップが難しかったです。まず,SQLって何?というところから説明しますと,ホームページのデータベースをコントロールするための言語です。WordPressで作るホームページは,トップページやその下のページが「00.html」というファイル名でフォルダー内に置かれているのではありませんで,データベース内のデータとして蓄積されているのです。それをWordpressが呼び出して,ページを作って閲覧させるということをするのですが,その検索して呼び出すプログラムがSQLです。で,これをバージョンアップするのですが,PHPのようにプルダウンで選択して設定ボタンをクリックするなんてことにはなっていないのです。どうするかといいますと,古いバージョン(5.5)のデータベースをコピーして新しいバージョン(5.7)のデータベースとして作るというコマンドを実施して,WordPress側で新しいデータベースを認識させる設定をするということをします。データベースのコピーはレンタルサーバーのコントロールパネルでできました。ただ,予約設定が必要で,できあがるのに1日待つ必要がありました。そして,WordPress側での認識ですが,これはさすがにWordPressの管理画面ではできませんで,直接にwp-config.phpを編集する必要がありました。これはちょっと勇気のいる作業でした。編集するのは,新しいデータベースのホスト名だけです。古いホスト名を新しいホスト名に変えるのです。

これをすると,WordPressの警告メッセージが消えました。WordPressを使うにあたって,普段それほど高度な技術が必要なものではありませんけど,こうして時折,困難な作業を必要とします。

告示一覧の告示にリンクを追加

これ,ちょっとしたニュースです。国土交通省HP内に告示の本文が見ることができるページが設定されました。今までもあったにはあったのですが,検索が不便でしかも5年前に改正された告示も反映されていなくて使いにくいものでした。この新しいページでは,EXCELの一覧表があって用語検索ができますし,ワンクリックで告示本文が表示されるんです。最新の改正も反映されているみたいです。

これを受けて,この「建築士の必要知識」HP内の〈告示一覧〉を全面改訂して,建築基準法の告示を,根拠となる法令の条文順に列記してワンクリックで告示本文を閲覧できるようにしました。国土交通省のページでは,省内のすべての告示が一覧されていて建築基準法のみを抽出できませんが,〈告示一覧〉では,建築基準法のみに限定していますから圧倒的に探しやすいと思います。

電子政府の法令検索ホームページが一新

電子政府の法令検索のホームページが一新されています。いえいえ,見た目は変わっていないのですが,アドレスの前につける「http://」が「https://」に変わっています。これは,ホームページの暗号化というもので,通信のセキュリティを高めるものです。

この「建築士の必要知識」では,建築士の業務に必要な建築基準法などの法令をネット上で読むことができるようにリンクページ〈法律一覧〉を作っていますが,上記の変更でリンクが切れてしまっていましたので,リンクを張りなおしました。建築基準法だけではなく,政令や施行令,建築士法や省エネ法など業務に必要な20以上の法律・政令へワンクリックでたどり着けるようにしていますので,ご利用ください。

法律一覧(当HP)