<学会「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説2018」>
日本建築学会が発行している「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」が改訂されています。
これまでは2010年版でしたが,2018年版が発行されました。
改定内容は,
「通し筋やカットオフ筋の付着に関する知見を規定に反映させるとともに検定方法を単純化した。また,せん断補強筋など特別の条件を満たす基礎に限定してアーチ機構を考慮できるようにした。」
と解説されています。
小規模な改定であったことが述べられていますし,今後の課題として「2016年版の鉄筋コンクリート構造保有水平耐力計算規準・同解説との整合を図りつつ,1次設計へと特化していくこと」や「付着検討の一層の簡略化・合理化が必要である」とされています。
下は2016年の保有水平耐力計算規準です。